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木材塗装の種類②

木材で使われる塗料には浸透性塗料とコーティング塗料があります。

浸透性塗料の中でも良く使われるオイルステインとオイルフィニッシュの違いをまとめました。

 

オイルステイン】

オイルステインは木材への「着色」だけを目的とします。着色されたオイルが木材へ浸透して着色されます。オイルステインには保護能力は無いのでニスやワックスなどで保護しなければいけません。

またオイルステインには油性ステイン(一般的にオイルステインといわれる)と水性ステインがあります。

油性ステインは色が濃く深いため高級感をだすことができます。ただ、臭いが強いため、屋内で家具や壁を塗る場合にはあまり向いていません。

水性ステインはあまり光沢がなく、優しい色合いが多いです。

 

オイルフィニッシュ】

オイルフィニッシュとは乾性のオイルを木に浸透させ、表面でオイルを硬化させる仕上げ方法です。

そのため、ある程度の保護ができオイルフィニッシュの上からさらに塗装する必要はありません。またオイルフィニッシュの中でも最近人気なのが、植物油と植物系ワックスで出来た自然塗料です。シンナーやアルコールのようなきつい臭いもせずに、高い撥水性、耐候性があり安全性も高いです。

自然塗料の中でも人気なオスモカラーはワックス成分が多く含まれており、キレイなツヤ感と高い撥水性があります。

 

ただしオイルフィニッシュはメンテナンスが必要な塗装方法となります。

木の手触りや調湿効果などできるだけ素材の特徴を活かした塗装方法ですので、撥水効果などを保つためには数年に一度メンテナンスすることが必要になります。ワックス塗装もオイルフィッシュと同様に数年に一度のメンテンスが必要になります。

 

メンテンスの必要がなく、撥水性や耐久性が高い塗装を望まれる場合はニス塗装がオススメです。

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