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11.12018
アイアン家具の表面処理
アイアン家具とは鉄を材料に使った家具の総称です。
鉄はそのままの状態ですと、酸化して腐食してしまいます。いわゆるサビがでできます。
そのため、表面処理を行うことが必要になります。
主に使われる処理方法を紹介します。
表面処理の方法
【塗装】
一般的にスプレーや刷毛、ローラー等を用いて樹脂を接着させることをいいます。
特徴
様々なカラーがあり光沢感もだすことができる。
クリヤー(透明)カラーを使えば鉄の素材感を活かして仕上げることができる。
塗料の種類によって素材感も変えることができる。(微粒な金属片が入ったメタリック塗料など)
【メッキ】
化学反応を用いて金属材料の表面に、金属皮膜をつくる表面処理のことをいいます。
金メッキ
融解亜鉛メッキ
特徴
金属特有の光沢感、感触をだせるので高級感がある。
耐熱性、対磨耗性が強い。汚れなども簡単に落とすことが出来る。鏡面仕上げにすることができる。
表現できる色が少ない。また、メッキの下地の表面状態(細かい傷や凹凸)が浮き出てしまうので、前処理として研磨作業が必要となりコストも高くなる場合が多い。
【油焼き】
鉄の表面に油を塗り高温で炙ることによって黒錆と酸化した油の層を作ることをいいます。
錆には対象となる金属をボロボロに腐食させていくものと、保護膜のようにある程度腐食の進行を食い止める機能のものとがあります。
赤錆が進行すると鉄をボロボロにしてしまうのに対し、黒錆は鉄の表面を保護する膜として機能します。
そこからさらに油をなじませることにより、外気から守ります。
特徴
中華鍋のようなムラのある黒色。
鉄の無骨な素材感をだすことができるので、アンティークスタイルや重厚感を演出できる。